扁桃炎の再発予防とうがいの効果

扁桃腺はウイルスや細菌から体を守る働きがあり、抵抗力の弱い子どもは大きくなる傾向にあります。
そして扁桃腺はずっと大きくなり続けるのではなく中学生ごろになると逆に小さくなっていきます。
扁桃炎は扁桃に炎症を起こし喉に腫れや痛みを感じる、さらに高熱が出る、食べ物が飲み込みにくい、唾液を飲み込むのもつらいなどの症状が出てきます。
扁桃炎には急性のものと年に数回繰り返す慢性のものがありますが、その原因は扁桃に細菌やウイルスが付着し、それが増殖して炎症を起こすことによります。

免疫力が弱まり、感染力が高まったときに発症しますので再発予防のためには免疫力を下げないことも大事です。
治療方法も知っておきたいですが、扁桃炎も軽い症状の場合はうがいやトローチなどの使用で改善できることも多くなっています。
悪化している場合は抗炎症剤や消炎鎮痛剤、解熱剤などが処方されることもあります。

年に何度も繰り返す慢性扁桃炎の場合は、再発予防のためのうがいは効果的です。
うがいはイソジンを使うことが効果的と言われています。
イソジンは高い殺菌作用を持つポビドンヨードが含まれており、ウイルスや細菌の付着を防いでくれます。

風邪の時などもイソジンによるうがいはよく行われてますが、やりすぎることも良くないと言われています。
高い殺菌作用があるのは有害な菌やウイルスの増殖を防ぐのには役立ちますが、殺菌作用が高いためにやりすぎると正常な菌まで殺してしまうことになります。
うがいによる再発予防は効果的ですが、あまりに頻繁にやりすぎるとせっかくの効果も薄まることにつながりますので、適度な頻度で行いましょう。
そして、イソジンに含まれている薬剤も唾液などで薄まる、流れていくことになりますので、長時間に作用が続くものではないということも理解しておきたいところです。
免疫力を弱めないためにはストレスをためないこと、睡眠不足を防ぐなどの生活習慣を改善することも大切ですので再発予防のためには生活の見直しも行いたいところです。

長引く場合は手術することも

扁桃炎は短期間で改善できることも多くなっていますが、時には半年など長く継続して症状が続くこともあります。
慢性的な扁桃炎の再発予防のためにはうがいなどの予防は大切となりますが、急性的な症状が年に何度も出る、半年以上継続して反復するなどの場合は手術療法で改善していくことも考えていきます。

手術がすすめられる例としては、年に3~4回扁桃炎になる人、扁桃腺が肥大して呼吸や食事も困難になっている人などがあげられます。
扁桃炎肥大は時には眠っているときに呼吸が止まる睡眠時無呼吸症候群につながることもあり、このような場合も手術がすすめられることになります。
そして扁桃やその周囲に膿がたまってしまった場合も時には命にかかわることもあることから手術を行うこともあります。

具体的にどのように手術が行われるのかも知っておきたいところですが、手術は扁桃摘出という形で行われることになります。
免疫機能への影響も気になるところですが、4~5歳を過ぎれば摘出した場合と、摘出しない場合とを比較しても免疫機能にはほとんど差がないと言われています。

手術そのものはそれほど難しいものではありませんが、治療後しばらくはのどの違和感や出血、味覚障害などが出ることもあり、入院も必要です。
それゆえ、手術をする際も医師とよく相談し、納得してから行うことになります。

悪化すると手術も検討していくことになりますが、扁桃炎は再発予防もできる病気ですので、日頃から免疫力を下げない努力も続けていきましょう。
うがいについても、間違った方法ではせっかくの効果を十分に発揮できなくなりますので、薬の濃度や一日に行う頻度などはよく確認しておきたいところです。